2012年07月25日
竜宮伝説?
おはよー♪ォ'`ォ'`(o'д')从('д'o)ォ'`ォ'`♪
( =゚∀゚)ノ毎度!島コーたけちゃんでーす(*´д`)y-゚゚゚
今日も島の話題届けるよー!!!郵便屋さんより早く(*`艸´)ウシシシ
『竜宮伝説』??~荒木・中里遊歩道~別名:夕日の散歩道

前に島の宝を探してるときに、荒木・中里遊歩道で、「おぉ~亀(亀の形をしたサンゴ岩)がいるがねぇぇぇぇぇ~っち!
大発見だがねぇぇぇぇぇl----!ヾ(・∀・o)ノー!!っち思ったら、喜界島にも竜宮伝説があるみたいな話っちば。。
今日は、それを紹介していくのだ♪
竜宮女房 日本 鹿児島県 喜界島
昔、不幸な家があった。七人家族だったが、どうしたわけかばたばたと死んで、残ったのは若い息子と老いた母親だけになった。土地を持たないので食うに困り、息子は山に行って花を取ってきてはそれを売って、それもなかなか売れなかったが、細々と暮らしを立てていた。
ある日、若者は帰り道に長い浜を歩いていた。売れ残った花をどうしようかと思案し、
「竜宮[ネィンヤ]の神様、どうか私の志[こころざし]を受け取ってください」と言って全て海に投げ込んだ。
帰ろうとすると、誰かが呼びとめる。海に大きな亀が現れて、若者を呼んでいるのだった。
「竜宮では、正月の花がなくて困っているところでした。竜王様がお礼をしたいと申しております。一緒に来て下さい」
若者は亀の背に乗って竜宮に向かった。途中で亀が言った。
「竜王様は、あなたに何か欲しいものは無いかと聞くでしょう。そうしたら、《竜王様の娘こそ欲しいものです》と言いなさい」
それから竜宮に着いた。立派な門には七人の番人がおり、白い魚は白い鳥に、赤い魚は赤い鳥になって舞い飛んでいた。若者は三日間歓待され、楽しい時を過ごした。
三日目に、若者が「母が待っているので帰ります」と言うと、竜王が「では、一番欲しいものを土産にあげよう」と言った。若者は亀に言われたことを思いだし、「竜王様の娘こそ欲しいものです」と言った。「娘は私の一番の宝だが、では、あなたに嫁にさしあげよう」
若者は竜王の娘を嫁にもらって地上に帰った。ところが、地上では三年が経っていて、家は壊れて無く、母は飢えて、石にもたれて死んでいた。
若者が泣いて嘆いていると、嫁は竜宮から持ってきた《生き鞭》を取り出して、母の死体に水をそうそうとかけ、生き鞭でそっと撫でた。すると、母はふーと息をついた。ふた撫ですると生気が増し、三撫でですっかり元の母に戻った。母と子は手を取り合って喜んだ。
さて、母は生き返ったが、三人には住む家が無い。嫁が言った。
「土地を整えてくだされば、私が家を建てて差し上げます」
そこで、若者は野原の雑木を伐って、立派な土地を整えた。嫁は竜宮から持ってきた《うっちん小槌(打ち出の小槌)》を取り出して、それを一振り。たちまち、立派な家が建った。更に振って米を出し蔵を出し、大変な大金持ちになった。
嫁は光り輝くような美女だったが、それが殿様の耳に入った。殿様は嫁を自分のものにしたいと思って、ある日若者を城に呼び出した。
「千石の米を上納しろ。できぬならお前の嫁はわしがもらうぞ」
若者はふらふらしながら帰って、不安のあまり、嫁が「どんな御用でしたか」と訊いても返事もできない。
「男がそんなことでどうしますか!」
嫁に怒られて、若者は殿様に言われたことを話した。
「あら、そんなことなら造作もありません」と、嫁は言った。
その夜、嫁は禊[みそぎ]をして浜に出た。そして海に向かって手を招くと、何百という馬が米俵を担いで水の中から現れ、若者の家の庭に米俵を置いていった。若者は喜んで、早速 殿様のところに使いをやって、米俵を受け取りに来て下さいと言った。驚き怪しみながら役人たちがやって来て、本当に千石の米俵があるのを見て、馬でそれを運んでいった。
しばらくすると、また殿様から呼び出しがかかった。千尋の縄を明日までに用意し、上納せよという。「できぬなら、お前の嫁はわしがもらうぞ」
家に帰った若者から話を聞いた嫁は、また精進して浜に降り、差し招くと、海から千尋の縄が現れた。
殿様は、ますます若者の嫁が欲しくてたまらない。なんとかして難癖をつけて奪ってやろうと思い、
「正月元旦に家来を六百九十九人連れてお前の家に行く。泡盛(酒)を七十七壷用意し、ご馳走をこしらえておけ」
と命じた。更に、一番下役の家来と衣装を取り替えて、わざとみすぼらしい格好になった。こうしておいて、自分と下役を取り違えたなら、それを口実に嫁を奪ってしまおうという肚だった。
けれど、嫁はひと目でこの企みを見ぬいた。さっと六百九十九人分のお膳を出し、みんながお膳につく前に「ちょっと待ってくだされ」と言って、みすぼらしい格好をした殿様に挨拶し、上座に座らせた。
宴会が始まると、殿様は嫁に「何か芸をしてみせよ」と命じた。
「芸は何にいたしますか」
「荒いと(作業歌)にせよ」
嫁は小さな箱を開けた。すると中から何百人という同じ衣装を着た小人が出てきて、見事な舞いを踊った。それが終わると、殿様は「もっと芸を見せよ」と言った。
「芸は何にいたしますか」
「細いとにせよ」
「殿様、細いとを出せば危のうございます」
「構わぬ、出してみよ」
「では、出します」
嫁が別の箱を開けると、何百人という刀を持った小人が出てきて、殿様も家来もみんな切り殺してしまった。大きな川がそこにできて、死体をみんな海に押し流した。
参考文献
『日本昔話集成(全六巻)』 関敬吾著 角川書店 1950-
※類話によっては、死んだ殿様の代わりに主人公が殿様になり、より幸福に暮らす。
この話で一番好きなのが、飢え死にしていた母を生き返らせるところ。多くの浦島太郎たちは、草に埋もれた両親の墓を発見して自分の親不孝振りを嘆くが、この話ではそれを鮮やかに解決している。母が石にもたれて死んでいる、という点で、元の話では《母の墓石を発見する》エピソードだったのだろうと匂わせる。見事。なお、母の死体に注がれた水は、言及されていないが生命の水なのは間違い無い。
っち長ーい文章があるわけ~( ・ノェ・)コショッ
何はともあれ、喜界島のことを話すときのネタにはなるんじゃないかい?
上の最初の写真は、「海にいる陸ガメ」!( ´,_ゝ`)プッ
ちなみにこっちは「陸にいる海ガメ」!( ´,_ゝ`)ププッ

今日は、とりえずココまで~フリフリ((ヾ(。・д・。)マタヤー♪
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『竜宮伝説』??~荒木・中里遊歩道~別名:夕日の散歩道

前に島の宝を探してるときに、荒木・中里遊歩道で、「おぉ~亀(亀の形をしたサンゴ岩)がいるがねぇぇぇぇぇ~っち!
大発見だがねぇぇぇぇぇl----!ヾ(・∀・o)ノー!!っち思ったら、喜界島にも竜宮伝説があるみたいな話っちば。。
今日は、それを紹介していくのだ♪
竜宮女房 日本 鹿児島県 喜界島
昔、不幸な家があった。七人家族だったが、どうしたわけかばたばたと死んで、残ったのは若い息子と老いた母親だけになった。土地を持たないので食うに困り、息子は山に行って花を取ってきてはそれを売って、それもなかなか売れなかったが、細々と暮らしを立てていた。
ある日、若者は帰り道に長い浜を歩いていた。売れ残った花をどうしようかと思案し、
「竜宮[ネィンヤ]の神様、どうか私の志[こころざし]を受け取ってください」と言って全て海に投げ込んだ。
帰ろうとすると、誰かが呼びとめる。海に大きな亀が現れて、若者を呼んでいるのだった。
「竜宮では、正月の花がなくて困っているところでした。竜王様がお礼をしたいと申しております。一緒に来て下さい」
若者は亀の背に乗って竜宮に向かった。途中で亀が言った。
「竜王様は、あなたに何か欲しいものは無いかと聞くでしょう。そうしたら、《竜王様の娘こそ欲しいものです》と言いなさい」
それから竜宮に着いた。立派な門には七人の番人がおり、白い魚は白い鳥に、赤い魚は赤い鳥になって舞い飛んでいた。若者は三日間歓待され、楽しい時を過ごした。
三日目に、若者が「母が待っているので帰ります」と言うと、竜王が「では、一番欲しいものを土産にあげよう」と言った。若者は亀に言われたことを思いだし、「竜王様の娘こそ欲しいものです」と言った。「娘は私の一番の宝だが、では、あなたに嫁にさしあげよう」
若者は竜王の娘を嫁にもらって地上に帰った。ところが、地上では三年が経っていて、家は壊れて無く、母は飢えて、石にもたれて死んでいた。
若者が泣いて嘆いていると、嫁は竜宮から持ってきた《生き鞭》を取り出して、母の死体に水をそうそうとかけ、生き鞭でそっと撫でた。すると、母はふーと息をついた。ふた撫ですると生気が増し、三撫でですっかり元の母に戻った。母と子は手を取り合って喜んだ。
さて、母は生き返ったが、三人には住む家が無い。嫁が言った。
「土地を整えてくだされば、私が家を建てて差し上げます」
そこで、若者は野原の雑木を伐って、立派な土地を整えた。嫁は竜宮から持ってきた《うっちん小槌(打ち出の小槌)》を取り出して、それを一振り。たちまち、立派な家が建った。更に振って米を出し蔵を出し、大変な大金持ちになった。
嫁は光り輝くような美女だったが、それが殿様の耳に入った。殿様は嫁を自分のものにしたいと思って、ある日若者を城に呼び出した。
「千石の米を上納しろ。できぬならお前の嫁はわしがもらうぞ」
若者はふらふらしながら帰って、不安のあまり、嫁が「どんな御用でしたか」と訊いても返事もできない。
「男がそんなことでどうしますか!」
嫁に怒られて、若者は殿様に言われたことを話した。
「あら、そんなことなら造作もありません」と、嫁は言った。
その夜、嫁は禊[みそぎ]をして浜に出た。そして海に向かって手を招くと、何百という馬が米俵を担いで水の中から現れ、若者の家の庭に米俵を置いていった。若者は喜んで、早速 殿様のところに使いをやって、米俵を受け取りに来て下さいと言った。驚き怪しみながら役人たちがやって来て、本当に千石の米俵があるのを見て、馬でそれを運んでいった。
しばらくすると、また殿様から呼び出しがかかった。千尋の縄を明日までに用意し、上納せよという。「できぬなら、お前の嫁はわしがもらうぞ」
家に帰った若者から話を聞いた嫁は、また精進して浜に降り、差し招くと、海から千尋の縄が現れた。
殿様は、ますます若者の嫁が欲しくてたまらない。なんとかして難癖をつけて奪ってやろうと思い、
「正月元旦に家来を六百九十九人連れてお前の家に行く。泡盛(酒)を七十七壷用意し、ご馳走をこしらえておけ」
と命じた。更に、一番下役の家来と衣装を取り替えて、わざとみすぼらしい格好になった。こうしておいて、自分と下役を取り違えたなら、それを口実に嫁を奪ってしまおうという肚だった。
けれど、嫁はひと目でこの企みを見ぬいた。さっと六百九十九人分のお膳を出し、みんながお膳につく前に「ちょっと待ってくだされ」と言って、みすぼらしい格好をした殿様に挨拶し、上座に座らせた。
宴会が始まると、殿様は嫁に「何か芸をしてみせよ」と命じた。
「芸は何にいたしますか」
「荒いと(作業歌)にせよ」
嫁は小さな箱を開けた。すると中から何百人という同じ衣装を着た小人が出てきて、見事な舞いを踊った。それが終わると、殿様は「もっと芸を見せよ」と言った。
「芸は何にいたしますか」
「細いとにせよ」
「殿様、細いとを出せば危のうございます」
「構わぬ、出してみよ」
「では、出します」
嫁が別の箱を開けると、何百人という刀を持った小人が出てきて、殿様も家来もみんな切り殺してしまった。大きな川がそこにできて、死体をみんな海に押し流した。
参考文献
『日本昔話集成(全六巻)』 関敬吾著 角川書店 1950-
※類話によっては、死んだ殿様の代わりに主人公が殿様になり、より幸福に暮らす。
この話で一番好きなのが、飢え死にしていた母を生き返らせるところ。多くの浦島太郎たちは、草に埋もれた両親の墓を発見して自分の親不孝振りを嘆くが、この話ではそれを鮮やかに解決している。母が石にもたれて死んでいる、という点で、元の話では《母の墓石を発見する》エピソードだったのだろうと匂わせる。見事。なお、母の死体に注がれた水は、言及されていないが生命の水なのは間違い無い。
っち長ーい文章があるわけ~( ・ノェ・)コショッ
何はともあれ、喜界島のことを話すときのネタにはなるんじゃないかい?
上の最初の写真は、「海にいる陸ガメ」!( ´,_ゝ`)プッ
ちなみにこっちは「陸にいる海ガメ」!( ´,_ゝ`)ププッ

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